2021

 清水のJ1リーグ戦における節別の勝ち点推移というこのグラフは時々お目にかけるが、今般更新して最新版を作成した。目下、清水は25試合を消化して、勝ち点25。しばしば、残留するための最低限の勝ち点の目安として、消化試合数と同じ勝ち点ということが言われるが、その崖っぷちに位置している。

 今季の罫線を見ていて感じるのは、とにかく爆発力がないということである。確かに大型連敗はないが、連勝もない。まとまって勝ち点を稼いだ時期は、例の下位相手の4連戦しかない。

 それにしても、思うのである。昨年、クラモフスキー監督の下で崩壊し切った清水を、平岡監督が立て直し、平岡監督自身は、4勝・2分・3敗でフィニッシュした。もちろん、俗にいう監督解任ブーストはあったにせよ、平岡さんは五分の星を残すくらいの堅実な手腕はあった人だった。もしも、今季も平岡監督が続投し、大型補強などせず、昨年のメンバーで戦ったとしても、だいたいトントンくらいの勝敗にはなっていたのではないか。

 それが、名将の誉れ高いロティーナ監督を招聘し、大型補強も敢行したら、5勝・10分・10敗になってしまったのである。多少、失点が減少したといっても、現在の戦績は、とても正当化できるものではない。現時点の戦績だけとれば、大失敗である。

 言うまでもなく、ここで主張したいのは、ロティーナ監督を招聘したことが間違っていたとか、監督を平岡さんに戻すべきだとか、そういうことではない。言いたいのは、それほどまでに、現状はふがいないものであり、もしもこのまま終わったら、単なるお笑い種の大失敗なのだから、それだけ監督にはなるべく早く結果を出してくれなければ困るし、選手には奮起してもらわないと困るということである。残りのシーズンで、それこそ倍返しくらいの結果を出してほしい。

よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村