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 8月の清水のカレンダーを見た時に、「キツいな」とは、思ったよね。上位との対戦が続くから。そんな中で、唯一、清水よりも順位が下の対戦相手が、本日の湘南だ。今のうちが、「格下」などという言葉を使う資格はないが、現実に川崎やマリノスには全く歯が立たない以上、本日の湘南戦には何としても勝利したい。そうでもしないと、本当に勝つ相手がいなくなってしまう。

 上の表に見る通り、先方は絶賛5連敗中か。しかし、これほど当てにならないデータもなく、今季我がチームが、「連続勝ち無し」とか、「連続無得点」とか、そういう調子の悪い相手に、どれだけ貢物をしてきたことか。

 湘南のデータをざっと眺めると、清水と湘南は、似た者同士なのかなという印象を受ける。ともに、本来のコンセプトとしては、ポゼションを高めたいものの、全然上手く行っていない。そして、低いボール保持率でカウンターに徹した時の方が、結果が良かったりする。

 ちなみに、湘南は直近5連敗している中で、先制点を奪いながら逆転負けしたケースが3試合もある。先制しながら勝ち切れないというのも、清水との類似点である。

 あと、湘南の試合を観ていると、攻撃のパターンが少なく、単純なクロスを放り込む以外にフィニッシュに持ち込む形がないという印象を受ける。うちがホームでやられたように、それがウェリントンにばっちり合ったりすると得点になるが、基本的には、期待感は低い攻撃だ。ゆえに、実際の得点はカウンターかセットプレーだけということになる。この点も、清水と同じ病状と言えるかもしれない。

 他方、清水と湘南で大きく異なるのは、清水が夏の移籍でも積極的に動いたのに対し、湘南は静かだったという点だろう。2021年夏のインは、清水が5人、湘南は杉岡の出戻りの1人だけだった。それだけ清水はカネを出して本気度を示しているのだから、それが結果に表れることを願うばかりだ。

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