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 五輪サッカーの準決勝が世間の関心事だとは思うし、さすがに私も昨晩はその試合を観たが、当S研ブログではしつこく清水リーグ戦のプレイバックを続ける。しかし、このペースで行くと、五輪が終わるまでに、リーグ戦を全部観終わらないな。どうしようかな。

 代表のユニを着て、昨晩のような異様にテンションの高い試合に立ち会えるかどうか。あれを経験できれば、その選手のその後の意識とか取り組みとか、大きく違ってくるだろうね。現清水所属選手には、昨晩のヒリヒリ感を体感できた者が一人もいなかったわけで、返す返すもその点が残念だった。

 さて、今季数えきれないくらいある、勝てたはずの試合を勝ち切れなかった試合。その典型的な一つが、このホーム横浜FC戦だった。

 はっきり言って、権田のせいで勝ち点を落とした試合だった。彼の、意識高すぎ、考えすぎ、頑張りすぎなところが、裏目に出た。GK大久保だったら、勝てた試合だった。大久保なら、敵フリーキックの場面で、普通に3人くらい壁に立たせ、手塚のあんなシュートが直接ゴールに向かってくることはなかっただろう。あの場面、権田は敵の長身選手に合わせてくることを警戒し、壁をあえて1枚に削って、ゴール前の対応人数を増やしたのだった。直接ゴールを狙ってきたら、自分が必ず止めるという自信ゆえだろうが、それを止められなかったのだから、GKのミスという他はない。実際、翌日だったか、権田もあの失点は自分のミスですと認めていたようだ。個人的には、権田には、止められるシュートだけ止めてくれればいいと思う。そういう考え方の方が、かえって結果も良くなるはずだから。

 攻撃面では、横浜FC側のGKが初出場で、ビルドアップも拙く、そこを突いて試合開始5分くらいで3度くらい決定機があった。奥井も言っていたが、本来は、それを活かし、前半のうちに2~3点くらいとって、完勝すべき試合だった。

 まあ、それはもちろんそうなのだが、今回試合を改めて観て、むしろ感じたのは、同点に追い付かれた後である。清水の動きが、かなり重かった。ルヴァンも含めた連戦の疲れに、この日の高温も重なって、疲労困憊といった様子だった。エウシーニョが一人だけ最後までパワー全開といった雰囲気だった。もちろん、選手にも何としてもホーム初勝利をという気持ちはあったはずだが、疲れから一歩足が出なかったといったところか。無念。


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