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 引き続き、今季清水のリーグ戦を第1節からもっかい全部観るというチャレンジを続けているが、このホーム徳島戦ほど観るのが辛い試合もない。徳島の良いところが全部出て、逆に清水は良いところが一つもなかった。パンクブーブーのでかい方、じゃなかった、笠原寛貴主審との相性の悪さも相まって、ストレスはMAXである。

 名将の誉れ高いロティーナ監督の仕事振りは、代役に過ぎない敵将・甲本HCに引けをとった。日本代表GK権田のパフォーマンスは、先方の上福元のそれよりも、明らかに劣っていた。ヨーロッパの実績を引っ提げて来日した点取り屋サンタナのプレー振りは、J1経験がほとんどない敵の垣田裕暉よりも見劣りした。うちの方がずっとカネをかけているはずなのに、この現実は辛い。後日、アウェーで徳島と対戦した時も、相手に8割ボールを持たれるというスキャンダラスな試合になってしまったわけで、とにかく徳島とは相性が最悪としか言いようがない。

 他方、現時点から振り返ると、「この頃、ロティーナは、選手をふるいにかけていたんだな」ということも感じる。前節の柏戦で良い動きを見せた金子は、この試合でも先発出場を果たしたが、ハーフタイムで引っ込められた。別に金子が特別悪かったという印象はないのだが(全員が悪かったので)、ロティーナのお気に召さないところがあったのか? 結局、金子が清水の選手としてJ1リーグ戦に先発出場するのは、この試合が最後となるのである。

 この試合では、その金子→中山だけでなく、福森→原、後藤→カルリと、ロティーナにしては珍しく、ハーフタイムに一気に3枚替えを行った。さらに、その後も西澤→中村、河井→鈴木唯人とたたみかけ、71分までに交代カードをすべて使い切った。それだけ、チームが機能せず、何かを変えなければという監督の焦りがあったのだろう。しかし、誰が出ても清水の内容はまったく上向かず、試合終了のホイッスルを虚しく聞くことになる。

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