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 昨日は多くの皆さんがサポーター・サンクスデイに参加し、楽しまれたようで、良かった。残念ながら、所長はアイスタまで出かける時間が捻出できず、不参加となった。それに、個人的にはバラエティ企画的なものにはそれほど興味がなく、サッカーそのものに集中したいという気持ちが強いので、家で試合動画を観ていた方が自分らしいかという気持ちもあった。

 そんなわけで、昨日は第4節ホーム鳥栖戦をプレイバックしてみた。今振り返ってみると、この鳥栖戦は前半戦の大きな転機になったと思う(悪い意味で)。望外の勝利を収めた第1節、勝てたはずだった第2節、そんなに悪くもなかった第3節と、ここまではそれなりに手ごたえがあったわけだが、第4節に至って「ほとんど何もできない」という試合になってしまった。放ったシュートは、わずか1本とされている。内容は非常に厳しかったが、その割には権田のセーブ連発で何とか勝ち点1を拾ったという、今季の中では非常に珍しいパターンだった。結果的に、ロティーナ清水のリーグ戦としては初のクリーンシートを達成したが、同時に初の無得点でもあった。

 この鳥栖戦から清水のパフォーマンスがガクンと落ちたのは、周知のように、ロティーナ・サッカーの申し子である片山が前日練習で怪我をして、戦線離脱したことが痛かったと言われている。この鳥栖戦、清水が初めて3バックで臨んだのは(ビルドアップの時に右の立田が上がり気味になる変則的な3バックだったが)、片山不在ゆえだったのか、それとも鳥栖対策だったのかは、いまだに良く分からない(試合後の監督コメントは後者であったような口振りだったが)。まあ、確かにキーマンの離脱は痛手にせよ、1人がいなくなっただけでチーム全体が沈んでしまったのだとしたら、そもそもそこまでのチーム力だったと言わざるを得ない。

 清水も鳥栖も、チームコンセプト的には、広い意味でのポジショナルプレーを志向しており、相手も見ながら立ち位置を調整して優位に立とうという考え方だろう。しかし、この試合では、その浸透度・完成度の差が、如実に表れた。一応、清水の時間帯も無かったわけではなく、後半開始から15分くらいは前線からのプレス強度を高めた清水が敵陣に攻め込む形勢となった。しかし、次第に主導権を奪い返され、最後の20分ほどは、(本当は見たくない)権田の見せ場の連発となってしまった。

 全体として、鳥栖のチャンスはチームコンセプトがシュートという形で結実する再現性の高いものであるのに対し、清水は選手の属人的能力やアドリブだけで、稀にそれが上手く行った時だけチャンスになりかける、という印象だった。

 片山の離脱と、鳥栖戦での自信喪失が、2つのボディーブローのようになって、その後の清水を苦しめていった。

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