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 昨日の続き。今季これまでの「出場ポイント」で、残念ながら今のところBクラスとなっている選手たちのデータだ。

 と言っても、選手ごとの境遇は、大きく異なる。片山、原がBクラスになっているのは、誰が見ても明らかなとおり、能力の問題ではなく、負傷で離脱していた時期があったからである。はっきり言って、現段階のロティーナ清水は、片山とはらてるのチームと言っても過言でない。そのくらい、今季新加入の2人は、なくてはならない存在になっており、戦術理解度の高さがその鍵だろう。

 上表を見ると、中村、エウシーニョが同じタイミングで離脱してしまったことが確認できるが、怪我ばっかりはしょうがない。中村は攻守のリンクマン、エウシーニョは鬼キープに定評があり、両者が同時に欠けることで、それでなくても低い清水のボール支配率がますます低下したことは、間違いない。まあ、両者の全治期間からすれば、8月には合流してくれるのではないか。

 その一方、怪我とは関係なく、急激に出場機会を減らしているのが、後藤である。開幕戦のセンセーショナルな逆転弾もあり、上表の通り、ルヴァン第5節ホーム仙台戦まではむしろロティーナに重用されていたのだが、最近は完全にカップ戦要員と化してしまった。まあ、確かに開幕戦を除くと大活躍したという印象はないが、それにしてもある時点からパッタリ使われなくなり、サポとしては戸惑いを覚えるところである。

 これまでの清水には、後半途中に投入して期待できるアタッカーが見当たらなかったが、最近、指宿、滝がそうした役回りを果たし、期待感を高めているのは、結構なことである。早く2人のリーグ戦ゴールが見たい。

 今季一度もベンチ入りがなく、ゆえにこの表にも登場しない成岡は、J2相模原への育成型期限付き移籍が発表された。ロティーナのちびっこ冷遇疑惑(?)もあり、清水でまったく出番がない以上、外に出て出場機会を積むのは良いことだ。その一方、「レンタル先も見付からないのかな」などと考えてしまい、不憫に思える選手もいるような…。

 井林も清水で第一歩を刻んだし、新外国人も来日するみたいだし、そのあたりの新戦力にも期待だな。

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