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 徳島戦で清水がたたき出した23.2%という支配率は、恐らく今季のJ1の最低記録だろう。調べたわけではないが、Jの歴史全体で見ても、ワースト10には入るのではないか。知らんけど。

 清水が川崎あたりとやって、7:3くらいでボールを持たれることは、しばしばあることだ。しかし、8:2というのは、普通はまずお目にかかれない比率である。

 言うまでもなく、ボール支配率を高めることを自己目的にするのは、愚かである。支配率が高ければ高いほど勝利に近付くなどということもない。

 現に、今季清水のリーグ戦における戦績を、支配率の高かった順に整理したのが、上表である。勝ちは青で、負けは赤で、引き分けは白で示してある。そもそも、今季清水の支配率が50%を超えた試合は3試合しか無いことに驚くが、清水が比較的ボールを持った試合は、結果が芳しくない。

 それに対し、清水が勝利した試合は、支配率が35~45%くらいのゾーンに集中している。現時点の清水にとっては、このくらいが一番丁度良いわけである。カウンターとセットプレーくらいでしか点がとれないチームとしては、有りがちな現象だ。

 もちろん、支配率と勝敗の因果関係は、どちらが原因でどちらが結果なのか、微妙なところである。アウェー大分戦、ホーム徳島戦などは、相手にリードされ、清水がシャカリキになって攻めたので、結果的に支配率が高まった形だろう。高支配率の結果、負けたわけではない。

 このように、支配率の数字を盲目的に追い求めるのは、ナンセンスである。だが、何はどうあれ、今回の徳島戦の23.2%という数字は、完全に「有り得ない」レベルである。

 いくら徳島がボールを持つだけで、攻撃の迫力がないからといって、ずっと攻めさせていれば、何かが起こっても、不思議ではない。それを防ぐためにも、清水の側も時にはボールを保持して呼吸を整える時間も必要だったし、攻撃の武器を見せて相手を警戒させ、敵の全員が清水陣に入って好き放題にボールを回させるようなことを抑止すべきだった。マイボールのスローインすら、すべて相手に渡しているような状態で、いずれ同点弾を被弾するのは、やはり必然だったと思える。

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