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 というわけで、本日はアウェー徳島戦。まあ、誰もが思う通り、徳島は、甲本ヘッドコーチが暫定的に指揮を執り、日本人プレーヤーだけでやっていた第9節までの方が、今よりずっと強かった。その最大の被害者になったのが他ならぬ清水であり、日本平で徳島に見せ付けられた流動的で完成度の高いサッカーには、脱帽せざるを得なかった。その4試合後の鹿島戦から、今のポヤトス監督に代わり、外国籍選手も続々と合流してきたわけだけど、それ以降は1勝・2分・8敗と苦しい星である。

 甲本ヘッドコーチの時には、ロドリゲス前監督の遺産で戦い、それが上手く行ったのだろう。ポヤトス監督も能力はあるはずだが、やはりシーズン途中から変則的な形でチームを引き継ぐ難しさがあり、そこで陥った悪い流れから抜け出せないでいるのだろう。

 最新のデータによると、徳島はボール支配率56%を誇り、あのマリノスに次いでリーグで2番目に支配率が高いらしい。しかし、ボールを持ってもシュート数が非常に少なく、最近の試合ではシュート数1ケタが続いている。また、クロスの数も少ないということなので、清水には朗報(?)かもしれない。

 清水にとっては、4試合続いた、下位同士の対戦の、最後の一戦。もしも本日の徳島戦で勝利できれば、下位シリーズは上々の結果だったと言っていいだろう。もちろん、全勝できたら最高だったが、そう何もかも理想的に行くはずはないし。だから、徳島に勝てれば、この下位対戦4連戦は、及第点だ。ここで勝ち点3を積めれば、8月以降は、下ではなく、上を意識して戦えるかもしれない。逆に、本日の徳島戦を落とすようなことがあると、次節川崎戦での勝ち点獲得が「ノルマ」になってしまう。それはチト苦しい。

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