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 上の図は、こちらのサイトに出ていた、5月30日の横浜Fマリノス戦で清水がとったフォーメーション図。細かいことまでは良く覚えていないが、3バックだったことは事実である。

 そして、これもうろ覚えだが、鹿島とのルヴァン・プレーオフの試合も、1レグの前半飲水明けからだったか、3バックに変えて、それによって試合が安定した。そして、その流れで2レグも3バックで臨み、アクシデントなどあり勝てなかったが、システム的には清水が優位に立っていた印象だった。

 3バックは、マリノスのようなアタッキングサードの質が高いチーム対策として、なるべくディフェンスラインの人口密度を高くして、スペースを与えないための作戦と考えれば、納得は行く。また、鹿島はボールサイドに極端に偏る戦い方をするので、清水の側が幅を使うために、3バックにしたことも、これまた理解はできる。

 ただ、少々意外だったのは、ロティーナが天皇杯の福山シティFC戦でも、3バックを採用していたことである。もっとも、マリノスや鹿島相手には、限りなく5バックに近くなるのに対し、さすがに福山相手だと両ウイングバックが高い位置をとり、またビルドアップの際にはセンターバックの一角である原がボランチの位置に上がることが多いので、2バックのようになっていたが。

 今季開幕前に流布していた情報によると、ロティーナは、3バックを使うこともあるけれど、4バックの方が基本であると言われており、我々もセレッソのイメージから4-4-2になるのかなと、漠然と想像していた。しかし、シーズンも半ばに差し掛かろうというのに、ここに来て3バックを多用するようになっているということは、まだ試行錯誤の途中ということなのだろうか。

 増してや、CBの柱だった鈴木義宜が長期離脱となると、中断明け以降、清水の最終ラインがどうなっていくか、読みづらいところがある。

 夏の補強に期待する声もあるみたいだけど、センターバックの補強は、ないんじゃないかな。一応、頭数はいるわけだし。

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