penetrate

 やっぱり、個人的に、日本代表の試合に興味を持つかどうかは、清水の選手がかかわっているかどうかにかかっている。だから、先日のU-24のガーナ戦は、観なかった。まあ、清水の選手がいなくても、五輪出場をかけた最終予選とか、五輪本番だったら観るとは思うのだが(あと、先日のフル代表対U-24代表も、物珍しさから拝見はした)、親善試合にまでは付き合い切れない。

 それにしても、五輪チーム、やっぱり最終的には清水関係者は誰もいなくなっちゃったね。意識は高いけど成長速度が追い付かなかった立田に、いつの間にかいなくなってしまった滝。昨年FC東京から借りた岡崎慎を成長させることもできなかったし。五輪選手を自ら輩出するというよりも、五輪選手を買い取ったような形となった原テルも、不運にも怪我に見舞われて選外に。果たして、あの神戸戦のアクシデントがなければ、原は生き残っていただろうか?

 清水は、2000年代の半ば以降、フル代表選手を送り出すことがほぼなくなってしまったが、それでも五輪代表には1人くらいは入っていたものである。その伝統も、風前の灯火だ。

 でもって、フル代表の方は、やはり権田のことが気になるので、昨日のタジキスタン戦は観てみた。まあ、何と言っても、一応ワールドカップ予選でもあるし。この試合で、権田がGKを務めたということは、やはり森保監督の中では権田が日本の守護神という位置付けなのだろう。

 しかし、タジキスタン相手に、まさかの失点。「19年9月5日のパラグアイ戦から歴代最長の出場9試合連続無失点を継続していたが、10試合目となったこの日、1―0の前半9分に失点を喫した」ということである。いつも清水の試合で失点するシーンを見慣れているとはいえ(笑)、代表で彼が失点する姿は、さすがにショッキングだった。

 タジキスタンは、サッカーの面では弱小国だろうが、一応ソビエトの伝統的な要素を感じさせるのと、国を挙げて強化に取り組んでいるそうで、プレー強度はあり、モンゴルやミャンマーに比べれば骨のある相手だった。

 中心選手をオーバーエイジとして五輪代表に送り込んでいるため、この日の日本代表は、1.5軍というくらいの感じだった。結果的には、4:1で日本が勝利。所長のイメージでは、タジキスタン代表は今現在のロティーナ清水と同じくらいの強さかな?と感じた。今の清水が、ちょっとメンバーの落ちる代表とやったら、こんな感じの試合になるのかな、と。

 まあ、そんな空想の中ではなく、清水の選手が代表メンバーとしてナショナルチームに絡むようになってほしいものである。


よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村