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 ここに来て、片山の存在感が、再びクローズアップされている。先日ご紹介した河治良幸さんと元川悦子さんの対談の中でも、清水が4月以降失速したのは、片山の離脱が大きかった旨が指摘されていた。個人的には「ホントかいな? 一人抜けただけで、そんなに崩れる?」と半信半疑だったのだが、東京戦後にロティーナ監督が次のように発言しているのを聞いて、ああ本当にキーマンなのだなと実感した。

 (片山選手を右サイドに起用した理由は?)瑛一はC大阪時代から一緒にプレーしている選手だが、複数のポジションでプレーでき、また高いレベルでプレーできる。この前の試合はセンターバックだったが、今日はウイングでプレーした。右でも左でもポリバレンテに、高いパフォーマンスでプレーできる選手なので、我々にとって瑛一がいない2ヶ月は複数のポジションで選手を失うような感覚だった。
 起用した意図は、彼の特徴があのポジションで必要になると思って起用した。彼があのポジションに入ると、エリアに入ってチアゴ(サンタナ)の近くで存在感を出せる。

 そこで所長は、FC東京戦を、主に片山のプレーに神経を集中して、DAZNで再び観てみたのである。よく、「久保建英専用カメラ」みたいな企画があるが、それを自分の意識を片山に全集中してやってみたわけである。

 残念ながら、所長には戦術リテラシーがないので(笑)、正直言うと、片山専用脳内カメラで改めて観ても、専門的なことは良く分からなかった。ただ、片山が常に首を振っており、相手の動きに合わせて、自分の立ち位置を修正しているということは、確認できた。

 あと、今季の清水の基本布陣として、中山が右サイドハーフの4-4-2でも、敵陣でプレスをかける時には、中山がかなり高い位置まで上がって、4-3-3のような形になると思う(自陣に攻め込まれると中山が下がって4-4-2に戻る)。東京戦の片山の場合には、むしろ下がり目の位置でバランスをとることが多かったと感じた。エウシーニョが最前線まで攻め上がって戻りが遅れるような場面で、片山が右SBのスペースをスッと埋めるあたりは、さすがは本職のSBという気がした。

 一つ気がかりなのは、片山の存在感が大きいことは確認できたとして、東京戦でフル出場した片山が、中3日でマリノス戦に万全の状態で出場できるのか、さらに言えば、再び故障などしないかということだ。まあ、ルヴァンを含め、ここから3試合ほどの過密日程を乗り切れば、リーグも中断するし、今後は基本的に週1のペースになるはずだから、あと一頑張りではあるんだけどね。


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