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 趣味で作っている(?)この表をまた更新したので、お目にかける。従来通り、◎が先発出場、〇が途中出場、△がベンチ入りしたけど出場なし、×がベンチ入りせず。ルヴァンカップよりもリーグ戦の方が重要性が高いので、リーグ戦のポイントを2倍にしている。ゆえに、リーグ戦は◎が6pt、〇が4pt、△が2pt、×が0pt、ルヴァンは◎が3pt、〇が2pt、△が1pt、×が0ポイントとし、ポイントを集計して順位付けしている。

 さて、タイトルに示した「何人かの選手は良い物を見せてくれたじゃないか」というセリフ、これは落合博満氏が中日ドラゴンズを指揮していた時、敗戦後にコメントを求められて、確かそんな表現を使ったものである。清水だって、勝ち切れなかった湘南戦や、手痛い敗戦だった広島戦、何人かの選手は良い物を見せてくれた。

 皆様お気付きのとおり、ボランチの序列には、明確な変化があった。キャプテンを務め、「僕らは最初からガンガン行きます」発言でもお馴染みの竹内が、浦和戦、神戸戦と連続で失点に絡んだことから信頼を失ったのか、控えに回っている。最近は中村がボランチをやることはあまりないので、宮本・河井のダブルボランチが定番になっている。気付けば宮本はルヴァン含め6試合連続先発出場で、出場ポイントをぐんぐん上げている。

 それ以上に目を見張るのは河井の活躍であり(チームが勝てていないので「活躍」という言葉はあまり使いたくないのだが)、出場ポイントで単独2位に浮上してきた。宮本は攻撃のスイッチを入れる力はまだなく、広島戦では、宮本に代わって河井が登場してから、ようやくパスが巡るようになり、それによって主導権を奪い返した印象だった。

 ここ2試合で、サポの注目は、一気に指宿に向かっていることだろう。はっきり言って、ポストプレーのセンスはサンタナより上ではないかと思う。サンタナの場合、胸トラで収めてもそこから自分で強引に行こうとしたりして行き詰ることが多いが、指宿は上手く味方に落として攻撃のリズムを作る。広島戦では移籍後初ゴールも挙げた。

 こうなると、「なぜもっと指宿を使わないのか?」と思うサポさんも多いはずだし、個人的にも同感だ。ただ、思い当たる要因が2つある。第1に、指宿は開幕前のキャンプ時から腰痛か何かでコンディションが万全ではなかったらしいという点。「現在は状態は万全」と強調するが、そう述べていること自体、一時期コンディション不良を抱えていたことを示唆している。第2に、実は指宿はちょっと足が遅い。湘南戦終了後、ピッチ上では、あの試合途中出場して出場時間が短かった選手4名ほどが、ヨーヨーテストのようなことをやっていた。それを見ていたら、数十メートル走をやると、指宿は常に他の選手に数メートルの差をつけられていたのである。あれだけ大柄だとアジリティは望めないし、走るスピードもないとすると、プレス戦術には向かない。サンタナもプレスをサボることはあるが、やはり総合的に考えてサンタナが大黒柱ということになるのだろう。

 ついにベールを脱いだ左SBウィリアムマテウス、時間が短かったので良く分からなかったが、期待はできそうである。片山よりもオーソドックスなSBという感じがしたが、序列や関係性はどうなっていくだろうか。

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