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 昨日、清水は今季、すべてのリーグ戦で、相手より走行距離が多かったということをお伝えした。乗り掛かった舟ということで、ついでにスプリント回数のデータもまとめてみた。それが上のグラフである。

 その結果、判明したのは、清水は第1節は鹿島とまったくスプリント回数が同じで、第2節こそ福岡に上回られていたものの、その後の4試合ではすべて清水のスプリント回数の方が多いという事実だった。セレッソとの差は1回に過ぎないが、残りの3チームに対しては大きな差をつけている。

 そして、ここでもやはり、奇妙なのである。というのも、昨日引用した記事で指摘されていたように、ロティーナのサッカーではスプリント回数が少ないというのが、これまでの常識だったからである。現に、下に見るのは2020年のJ1各チームの試合当たり平均スプリント回数だが、ロティーナが率いたセレッソは128回で最下位だった。ちなみに、2019年もセレッソは平均137回で最下位だった。

 これはどう理解したらいいのだろうか? まだ、ロティーナ流が清水にしっかりと根付いていないからこそ、ロティーナ・サッカーのパターンに反して、ここまでの清水のスプリント回数がかなり多くなっているのだろうか? それとも、ロティーナはセレッソとは違うサッカーを、清水でやろうとしているのだろうか?

 一つだけ、確実に言えることがある。それは、「諸君、チケット買って、徳島戦に来たまえ」ということだ(笑)。

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