昨日申し上げたように、数日前にアウェー柏戦のチケットを買ってしまっていたものの、当日の天候は、荒れ模様。行こうかやめてしまおうか、直前まで迷ったが、ええいままよと、決死の思いで柏に乗り込んだのである。

 天候は、最悪だった。試合の前半までは、まだしも許容範囲だったものの、ハーフタイムあたりから雨・風ともに威力を増し、雷こそなかったものの、まさに春の嵐状態。これまで個人的に参戦した中でも、3本の指に入る悪条件だった。

 でも、無理をしてでも、行って正解だった。すべてが報われた。これまでロティーナ清水が挙げた2つの勝利、鹿島戦と柏戦、その両方に現場で立ち会うことができた清水サポは、数少ないだろう。自分は真の勝ち組だと、胸を張って言える。

 上の動画は、試合前の入場の時と、試合後の歓喜の様子を、合体させたもの。試合が終わる頃には本当に天気が酷かったので、レンズについた水滴をハンカチで拭ったら、かえって曇ってしまい、恥ずかしい限りである。でも、それだけ過酷な状況で清水は勝利を掴み取んだ、その記録ということで、ご容赦願いたい。

 この日のコンディションとしては、やはり強風が大きく影響していた。後半になると、水が浮いてしまい、ボールが少し止まるシーンもあった。それでも、思ったよりは、きっちりしたサッカーの試合になっており、まずそれが良かったと思う。そして、清水はリスクを犯さずシンプルに戦うことを旨とし、集中力や気合いも非常に高かった。ホーム柏側よりも、清水のイレブンやベンチの方が声が大きいというのは、去年までのことを考えると、隔世の感がある。

 そして、しっかりと機能した、オーソドックスな4-4-2。これまでのロティーナ清水はどこか、可変や変則システムで相手を出し抜こうとして、かえってサッカーを難しくしてしまっていた印象もあった。それが、この日は布陣がすっきりと整理され、綺麗なブロック守備ができていた。正直言うと、所長はロティーナというのは常にこういうサッカーをやるのだろうと想像していたのだが、自分のイメージしていたサッカーをようやくこの目で見ることができ、何だかとても腑に落ちたのである。

 そして、そのご褒美が勝ち点3とは、こりゃもうたまらん。

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