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 2試合連続無得点。広島戦は決定機ゼロ(コーナーからの流れでサンタナが打ったシュートは角度からして決定機とは言えないだろう)。鳥栖戦の決定機はかろうじてセットプレーからカルリが上手くミートした1回だけだったか。

 直近の得点は、セレッソ戦の序盤で中山がかっさらって奪ったものであり、前からのプレスが効いたことは事実だが、自分たちで能動的に崩したわけではない。福岡戦2点目の中山のゴールは、ロングスローからの相手の混乱に付け込んだ形だった。

 そう考えると、自分たちで崩して奪った得点は、福岡戦の先制点まで遡り、それ以降は、かれこれ250分ほど、自分たち自身の力でゴールに迫り、こじ開けたシーンが生まれていないことになる。こりゃちと重症だ。

 Jリーグのデータで、1試合平均の攻撃ポイントというのがあり、昨今の清水の停滞から、こりゃさぞかし清水の攻撃ポイントは下位に沈んでるんじゃないかと思って、こちらのページでチェックしてみた。元は全試合合計の攻撃ポイントで並んでいるのだが、それを試合平均で並べ替えてみると、上表のようになって……。マズい、清水が1試合平均攻撃ポイントで最下位ではないか! やはり攻撃はまったくできていなかったか。まあ、名古屋くらい徹底した堅守なら、攻撃ポイントが低くてもウノゼロで連勝できたりもするのだが、清水の守備はまだそこまでじゃないからなあ。

 広島戦では、DAZN解説の佐藤寿人が散々、サンタナの動き出しがなく、ずっと相手DFに付かれているので、見方もパスの出しようがないと指摘してたね。確かにそのとおりだろう。サンタナ、遅くはないが相手をぶっちぎるほどではなく、低くはないがエヴェラウドやドウグラスのように相手DFの上から叩くほどのヘディングの強さはない。開幕戦で、ゴール前で構えていたところに上手く転がってきて、相手をブロックしてタイミング・コースを狙ったシュートは見事だった。福岡戦あたりは、ターンの上手さも見せていた。しかし、以降、泣かず飛ばずで、どういう形が点をとるツボなのかという取説が、良く分からなくなってきている。ポルトガルでの実績はダテじゃないと信じたいところなのだが。

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