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 長谷川健太氏が「タイトルは一つ取れば勝手に寄ってくる」といった趣旨のことを述べ、一部で話題になっている。正確には、こちらに見るように、1月4日にFC東京がルヴァンで優勝した後に、「まずは、タイトルを取らないとタイトルが集まってこない。お金と一緒だと思っています。獲るまでは大変ですが、取ったことによって、またほかのタイトルが近寄ってくる。まずひとつ。なんでもよいから国内3大タイトルを獲得したいと思っていました。それがガンバ大阪の時にも最初に獲ったこのカップ戦のタイトルでした。ルヴァンカップをまず最初に獲れたというのは縁があるんだなと感じています」と述べたということである。

 健太氏は、ガンバの時の経験から、タイトルは一つ取れば勝手に寄ってくると認識しているのだろう。ただし、そこには、それとは裏返しの経験がある。清水監督だった時に、タイトルに手が届きそうで、結局届かず、終わってみれば無冠に終わったという苦い経験と、それとは逆にガンバでは芋づる式にタイトルがとれたという成功体験が、一対のものになっているのだろう。まったく、俺たちのクラブを踏み台にしてんじゃねえよ、バカヤロー。

 昨日は、シーズンの到来を告げるゼロックス・スーパーカップが行われ、川崎がガンバに勝利。2点差を追い付かれながら、試合終了間際に小林悠が決勝ゴールを奪って勝ち切り、今年も川崎強しと印象付けた。この勝ち方だって、過去4年ほどでタイトルを取りまくってきた川崎だからこそ、終了間際にあんな形で決勝点が奪えるのだろう。「お金は寂しがり屋だから、お金のあるところに集まってくる」なんて言った人もいたが、ホント、サッカーのタイトルもそうだ。まあ、今の川崎にとってみれば、ゼロックス・スーパーカップで優勝しても、道端で10円拾ったくらいの嬉しさしかないだろうが。

 健太の言葉じゃないけど、まずはカップ戦でタイトルという考え方もアリで、そう考えると、清水も今季のルヴァンを大事にしたいものである。

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