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 3日に行われたとされる紅白戦は訳が分からなかったが、6日の磐田とのTMで、だいぶシステム・ポジション・序列が明らかになってきたと言えるのではないか。

 ちょうど、【J1戦力分析|清水エスパルス編】積極補強で戦力アップ!懸念ポジションも大きな強みにという記事に、上掲のようなポジション図が出ていた。

 まあ、だいたいこんなところだろうとは思う。下から行くと、まずGK、並んでいる順が序列だとすると、大久保より永井の方が上ではないかという気がする。磐田とのTMでも、永井のシュートへの反応はヤバかった。センターバックについては、ここに書いてあるとおりだろう。ファンには残念だろうが、恐らく立田は控えに回ると予想する。右SBは、エウシーニョが第一人者とは限らないだろう。トリッキーなプレースタイルを監督が嫌って、原を優先する可能性もある。左SBは、まだマテウスを見たことないので何とも言えない。ボランチに行くと、ヘナトが神であったのは、あくまでも従来の組織として機能していない清水を超人的な能力で救ってくれたからであり、ロティーナの下での序列はまた話が別である。ロティーナ戦術を体得し、その申し子になれば、たとえば宮本がヘナトを抜いたっておかしくない。能力と実績から言ってヘナトと竹内が上なのは当然だが、ロティーナ戦術のキモになるポジションだけに、適性が慎重に見極められることになるだろう。

 アタッカー陣に関しては、恐らくFWの軸としてサンタナは固定、問題はカルリーニョスのポジションであり、所長はここに書いてあるようにサンタナとカルリの2トップがいいと思う。ロティーナ清水は守備はしっかりするはずだから、1994W杯におけるブラジル代表のロマーリオとベベトのように(例えが古いんだよ)、「攻撃は2人で行ってらっしゃい」という形で、そこそこ点は取れるのではないかと思うからだ。しかし、指揮官はカルリーニョスを左サイドハーフで使う構えも見せていて、となるとサンタナの相棒は後藤かディサロになる。問題は西澤であり、今季は1点を争う堅い試合が多くなるはずだから、昨年以上にセットプレーが重みを増し、キッカーの西澤はどうしても置いておきたい気がするのである。所長がカルリを左サイドハーフではなくFWで使いたいと思うのは、そうした考慮である。右については、上の図では金子となっているが、序列的には中山の方が上になってくるかもしれない。昨年のセレッソで言えば大ブレーク男の坂元のポジションなので、指揮官は突破力のあるアタッカーを置きたがるかもしれない。

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