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 アウェー横浜FC戦は、3:1と、割と危なげなく勝利。3得点はいずれも鮮やかなものだった。後半に完全に失速し、トータルな試合運びには大いに課題を残したが、まあ勝てたことがすべてだろう。

 それにしても、非常に奇妙な感覚を覚える。この試合のゴールシーンとか、まさにピーターがやりたかったような形ではないのか。我々が、マリノス遺伝子を引き継ぐ超攻撃型の指揮官を迎え入れ、「こんなゴールシーンが増えるんじゃないかな」と思い描いていたような形。それらは、ピーターが実際に指導をしていた時期にはついぞ見られなかったのだけれど、彼がいなくなったとたんに、「そうそう、こういう形だよ」と膝を打つような、そんなゴールシーンが続いた。

 人によって、見方は分かれるだろう。「駄目モフが辞めたから攻撃が機能するようになった」と考える人もいれば、「ピーターのサッカーが時間差でようやく開花し始めた。もっと彼にチームを委ねておけば、さらに強くなれたはずなのに」と主張する人もいるだろう。

 まあ、今さらそんなことで、清水サポ同士が論争をしても仕方がないだろう。ピーターの遺産なのかどうかは分からないが、チームとしては、今回の試合で見られた良い攻撃の形を、もっともっと確かなものにしていく他ない。

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