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 平岡体制になって連勝を飾り、クラモフスキー監督時代の沈鬱な雰囲気がすっかり払拭された感もあるが、ピーター時代にあれだけ酷い成績を重ねておいて、検証もせずに前に進むというわけにはいかないだろう。とにかくピーター清水の場合には、前半早々に失点してしまい、しかも往々にして前半のうちに複数失点を喫し、いきなり試合が壊れてしまうことが多かった。

 そこで、ピーターが指揮をとったリーグ戦とルヴァンの試合につき、前半無失点、前半1失点、前半2失点以上に分け、それぞれの試合結果がどうなったかを集計してみた。それが上表である。

 そもそも、前半に失点を喫した試合のあまりの多さに呆れてしまうのだが、驚愕すべきことに、前半に1失点でもすると、その時点でピーター清水はほぼ勝ち点はとれなくなるということが明らかになった。前半1失点して、辛うじて引き分けで勝ち点を拾ったのは、アウェー鳥栖戦のただの一度だけだったのである。「1点とられても2点、3点とり返して勝つサッカー」を標榜していても、それは一度として実現しなかった。

 逆に、前半無失点だった試合は、9試合しかないが、さすがに平均勝ち点は1.4に高まる。

 我々はつい、キックオフの笛を聞くと、「今日こそはピーター清水らしい攻撃サッカーで勝利を!」などと前のめりになっていたわけだが、何のことはない、実は点をとることよりも、前半に失点しないことの方が、はるかに重大だったのである。

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