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 クラモフスキー監督はプロの監督をやるのは初めてだから、自分が目指すサッカーの構築にどれくらい時間がかかるかという感覚も分からないままチーム作りを続けているのだろう。目標はチャンピオンであることを公言しているが、今季はすでにカップ戦は敗退、リーグ戦では首位川崎に実に19もの勝ち点差をつけられており、現実的に今年タイトルを獲れる可能性はゼロに近い。

 ピーターの選手起用を見ていると、2年後くらいに開花期を迎えることをイメージしてチーム作りをしているのかな、なんて思うことがある。その表れが、若手の積極起用であり、テセや河井といったベテランの消極起用なのかな、と。

 ただし、若手の中でも、まだ未完の度合いが強いプレーヤーたちは、放牧に出されることになった。エリックが町田へ、ジュニアが沼津へと旅立って行った。これらは、もちろん、将来的な期待を込めて送り出したものだろう。他方、若手の中でも平墳や伊藤などは、清水での出場機会は乏しく、他チームから「ぜひうちに」という声もかからないのかレンタルの話もなく、今後について案じてしまう。

 テセなどは、本人によれば、今は体がすごくキレているということである。ただ、現実にはリーグ戦でベンチ入りすることはほぼないし、これまで出場した場面では強いインパクトを残せていない。若手の武者修行とはまったく異なる意味合いだが、本人が現役最後の輝きを放ちたいと思っているのなら、J2、J3のチームで即戦力FWが欲しいところがあれば、レンタルに出してあげることも一つの考え方かな、などと思ったりもする。もちろん第一希望は彼が清水で大活躍してくれることだが、今のところそういう雰囲気ではないので。

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