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 これは、以前「妄想!シリーズ」で書いたことのコピペなのだけど。清水が浦和に勝ったのは、2013年4月が最後。「戦術バレーで勝ち逃げして浦和サポが荒れた試合」と言えば、どんなに昔の話なのかがお分かりいただけるだろう。それ以降の試合でも、清水がリードした場面は、何度もあったのである。しかし、その都度、同点・逆転を許してきた。2018年8月のホーム戦に至っては、3度リードして3度追い付かれるという、ありえない試合を演じたこともあった。上の表を見ても、2010年代の半ば以降、浦和に勝てなくなって以降の時期というのは、そのまま清水の暗黒時代と重なっているということが、お分かりいただけるだろう。つまり、浦和を倒さない限り、清水が低迷期を完全に脱して、タイトル争いをすることなど、不可能なのだ。

 清水も浦和も、ここ何年かでメンバーもサッカーの中身も大きく変わっている。ただ、その割には、浦和への苦手意識みたいのは、ずっと引きずっている印象がある。

 前節の横浜FCと浦和の試合をチェックしてみたけれど、今の浦和は際立った特徴がないというか(一番の特徴は監督のやかましさか?)、妙にオーソドックスなチームになっている。ミシャサッカーの遺産などは、片鱗も見られない。もちろん、選手は粒ぞろいなのだが、スタイルは堅守速攻に近く、確固たる攻撃スタイルみたいなものはほとんど見られない。

 ここ数年の清水は、敵の赤いユニを見ると、それだけでビッグクラブとして過剰にリスペクトしてしまったところがあった。その過剰な意識を払拭することが、トンネルを抜ける近道なのかもしれない。

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