名古屋に感染者が出たということだが、このことで先方を批判したり揶揄したりといったことはやめよう。感染者に罪はない。同選手の行動には若干の問題もなくはなかったようだが、夜な夜なキャバクラに通ってたとかいうなら弁解の余地はないものの、単に自家用車で他県の親類を訪ねただけという話であり、不運だったとしか言いようがない。こういう時は、早く元気になれよと祈ってやるのが、サポの品格というものだろう。

 ただ、それはそれとして、ようやく7月4日再開と決まったJリーグの日程への影響は、非常に気になる。特に、清水と名古屋は、東西に分けて当面戦われるJ1でも同じ西ブロック、ルヴァンカップでもたぶん同組であり、これから半年のうちに4回当たる相手である。同選手は先日まで練習に参加していたということであり、チームメイトが濃厚接触者となれば、多くの主力が半月ほど自宅待機なんてことになりかねず、そうなれば7月4日までにチームを仕上げるのは難しくなる。

 もしも、7月4日に清水VS名古屋戦を組むことが想定されていて、名古屋の準備が間に合わなかったら、どうなるのか? それでなくても過密日程になる後日に順延されるのか。あるいは、以前、今シーズンはチームによって消化試合数が違ってくるかもしれず、その場合も、あくまでも積み上げた勝ち点によって順位を競うという情報が伝えられていた。もし仮に、7月4日の清水VS名古屋戦(もちろんまだそのカードと決まったわけではなく、あくまでも仮定の話)が飛んだりしたら、感染者を出した名古屋はある程度やむをえないにしても、関係ない清水まで今季の試合数が減ってしまうのだろうか?

 徐々に経済・社会生活が戻りつつあり、人々の移動や接触が増え、サッカー関係者からも、まだまだ感染者は出るかもしれない。野球界ではジャイアンツの坂本選手が感染したそうだし。1人感染者が出ると、本人だけじゃなく、周りの選手やスタッフもしばらく隔離しなければいけないというのが、厄介だ。またまた不安が頭をもたげてきた。

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