プロ野球は6月19日の開幕が正式に決まった。Jリーグも5月29日の実行委員会で、再開の具体的な日程が決まるのではないだろうか。

 さて、サッカーの監督には、選手を育てチームを作り上げるという教師的な役目の他に、試合中の駆け引きという勝負師的な役割も求められる。我らがクラモフスキー監督の場合、これまでの印象では、前者のキャラクターに圧倒的に偏重した指導者なのかな、と感じる。こういう監督というのは、ともすれば、チームを作り、試合にベストメンバーを送り出したら、それで監督の仕事は終わりという振る舞いを見せる場合が多い。現に、これまでの試合の様子を見ると、モフ監督は試合中は具体的な指示を出すでもなく、ずっとピッチの様子を眺めているだけで、選手交代も非常に遅かった。どうも、自分の指示や選手交代で試合を動かそう、その部分で相手チームと駆け引きをしようという雰囲気が感じられなかった。

 再開後のJリーグでは、過密日程への対策として、5人までの選手交代が認められるようになる見通しである。ただし、サッカーでは1人選手を交替させるとそれだけで30秒くらいはかかるので、両チーム5人ずつバラバラに代えていたら、それだけで5分くらいのアディショナルタイムが発生してしまう。なので、5人の交代が可能だが、代える機会は3回まで(1回に2枚いっぺんに代えたりして回数を少なくする)という方向のようである。

 さあ、これはチト厄介だ。そもそもモフさんは選手交代で試合を動かすというタイプでなく、新米監督なので経験も少ない。その上に、最大5人までを3回以内で代えるなどという複雑なルールが加わったら、いきなり小学生(おっと失敬)に高次元方程式を解かせるようなものではないか。パニクらないといいが。こういうルールで得をするのは、古狸ネルシーニョとかだろうな(笑)。


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