報道によれば、Jリーグの村井満チェアマンは、菅義偉官房長官と20日に首相官邸で会談し、Jリーグに加盟する各クラブのクラブハウスを、新型コロナウイルスへの感染の有無を調べるPCR検査の会場として活用するよう提案したということだ。村井チェアマンは「Jリーグは39都道府県に56クラブあり、クラブハウスにはシャワーとオフィススペース、広い駐車場がある」と語り、菅氏に「検査施設は人工芝のグラウンドなどに仮設できる」と伝えた。これに対し菅氏は「全国で一斉にということは今はないが、一つでも二つでも具体的なケースがあればありがたい」と歓迎したという。

 日本国政府の対応がグダグダで、皆が絶望する中で、村井チェアマン率いるJリーグのガバナンスの優秀さは際立っている。我々Jリーグファンが、何とか我慢できている、その一因が、リーグ自体の対応が非常にしっかりしており、「村井チェアマンがここまでやってくれるなら、当分試合がなくても我慢だ」と、納得できる点が大きい。

 その村井チェアマンが、官房長官に提案したくらいだから、当然のことながら、すべてのJクラブの了解を得た上での申し出だろう。果たして、三保のクラブハウスも、本当にPCR検査場として利用されるのだろうか?

 今現在、J1のチームはすべて、おそらくJ2、J3も大多数がオフだろうから。施設が空いていて利用可能なことは確かだろう。しかし、しばらく検査場として使ったら、当然、入念に消毒しなければならない。たとえば、非常事態宣言の出ている5月6日まで検査場として使ったとすると、チームが再始動するにしても、5月10日といったあたりか。先日、選手会が、リーグ戦再開にあたっては6週間の準備期間を、と申し入れたとか、入れなかったとかいった話があったが、仮に5月10日から6週間ということは、最も順調に行っても、6月20日頃のリーグ再開ということになるのかな? まあ、6月中に始まってくれれば、御の字という気がしないでもないが。


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