我々清水サポにとっては、U-23チームにおける立田の立場が微妙となり、「もしかしたら清水からの東京五輪への選手選出はゼロか?」と思いかけたところに、FC東京から岡崎慎がレンタルで来てくれて、楽しみが広がっていたところだった。「ひょっとしたら東京五輪の晴れ舞台で岡崎と立田のコンビでディフェンスライン形成?」なんて色めき立ってしまう。タイで開幕したAFC U-23選手権、やはり立田よりも岡崎の方が序列が高いようで、初戦サウジアラビア戦では3バックの真ん中で岡崎が先発出場、立田はベンチに回った。

 試合は、全体として日本が支配し、サウジはパスに振り回されてダメージを受けているように見えた。しかし、後半、一瞬の集中力と連携の欠如を突かれるような形で、日本は2失点し、敗戦を喫する。とくに終了間際に最終ラインの連携ミスを突かれて岡崎がPKを献上したのは、痛恨だった。

 その連携ミスの内幕については、こちらの記事で語られている。森保監督がフル代表の監督を兼任する皺寄せで、U-23日本代表のチーム作りは明らかに遅れており、今回の失点もチームとして未完成であったがゆえに生じたと思いたいところだが… だが、我々としては、岡崎が清水に来てくれて、代表とはいえ最初の重要な試合で、戦犯になってしまうとは、何ともビミョーな心境である。

 日本の攻撃が停滞したのは、ワントップの小川によるところが大きそうだ。この試合を観た限り、小川は常に自分のタイミングで欲しがるばかりで、味方のパスに合わせて動き出すのがあまり上手くない印象を受けた。やはりオーバーエージで大迫にご登場願うしかないか。

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