当S研独自の企画として、「走行距離選手権」というのがある。要は、選手たち(基本的にフィールドプレーヤーのみ)が走った累計走行距離を、東海道線に当てはめて、東京駅を出発点に西へと、すごろく風に競ってもらうという企画である。選手権の趣旨とルールについてはこちら、2017年の結果はこちら、2018年の結果はこちらを参照していただきたい。

 それで、2019シーズンのデータを集計したので、それを発表させていただきたい。下の図に見るとおり、今年は松原の圧勝に終わった。2018年の優勝者・金子は、2位に後退。松原の今年の記録351.285kmは、昨年の金子の355.275kmに、わずかに及ばなかった。昨年の金子も、今年の松原も、惜しくも名古屋到達はならなかった。

 当S研では今年、何度か松原のプレーに注文をつけさせてもらったが、何だかんだで、1年ケガなく、ほぼ先発フル出場を続けてくれたというのは、貴重な貢献であることは間違いない。走行距離選手権の優勝も、その勲章のようなものである。さあ、来季の去就はどうなることやら。

 この走行距離選手権の一つの目安として、せめてホームタウンである清水駅には到達してほしいというのがあるが、今年は12人がそれを達成。六平、中村はあと一歩だった。

 今年の特徴は、149.4kmの中村から、56.0kmのテセまで、100km近い空白のエリアがあることである。途中加入やケガで長期離脱というメンバーがいたことも事実だが、テセ以下の選手たちは戦力として十分に稼働したとは言い難い。

 この走行距離選手権は、基本的にフィールドプレーヤーが対象なので、青で示したGKは参考値である。ただ、六反、西部、大久保の走行距離がだいたい同じくらいであり、約3分の1づつの出場を果たしたことが分かる。

 ちなみに、今季このGK3人が先発し90分出場した試合の、1試合当たり平均走行距離を比較すると、六反4.449km、西部4.413km、大久保5.007kmであり、大久保の「どっしり構えている」イメージとは裏腹に、この3人の中では大久保が一番動くGKだということが判明した。まあ、マリノスのGKが6kmくらい走ることに比べればまだまだだが、大久保は意外とモフモフサッカーに適応できるか?

2019run
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