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 「清水の来季新監督に横浜F・マリノスのピーター・クラモフスキー・ヘッドコーチが就任することが13日、濃厚となった。続投が基本線だった篠田善之監督は今季限りで退任し、来季はコーチとしてチームに残る予定。14日にもクラブから正式発表される」と報じられている。数日前に名前が挙がったうちの1人に、実際に白羽の矢が立ったようだ。

 個人的に、今回の話が出るまで、クラモフスキーなんて存在は認識していなかったし、その手腕や人となりも知らず、「分からん」としか言いようがない。

 クラモフスキー氏がポステコグルー監督と同じようなサッカーを志向するという前提で、直感的に論評するならば、確かに楽しみな部分はあるものの、やや危うさを感じる。単に、「今季の横浜のような楽しい攻撃サッカーをやりたいから、ポステコ本人を引き抜くのは無理にしても、小ポステコを引っ張ってくるか」的な発想でクラモフスキーの招聘に動いたのだとしたら、落とし穴が待ち受けているのではという不安を感じる。

 今の清水にとっての一番の課題は、守備の規律や組織の立て直しであろう。クラモフスキー氏にその手腕はあるのか? 篠田さんがコーチで残る方向のようだが、篠田さんの持ち味は相手チームのスカウティングや対策であり、今季の実績を考えても、篠田さんが清水の守備を見違えるように良くしてくれるとは思えない。では、新たに守備専門のコーチでも招聘するのか? その部分がはっきりしないと、来季に向けて安心できない。

 今季のマリノスは、失点が38と、優勝チームの割には多かった。しかも、チアゴ・マルチンスという今季のJ1の守備のMVP級のCBが広いエリアを奇跡的にカバーしてくれたからこそ、その程度の失点で収まったのであり、もちろん相棒CBの日本代表・畠中の存在も大きく、属人的要素が大きい。さらに言えば、マリノスでGKに求められているような役割を果たせる、足元の上手いGKは、今の清水には見当たらない。今の清水のディフェンス陣の陣容で、今季のマリノスのような戦術をとったら、危険なことこの上ない。新監督の主導で守備系総入れ替えくらいの大ナタを振るわないと、無謀な挑戦になりかねない。

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