昨日、徳島VS山形のJ2プレーオフ決勝を見逃し視聴しようとしたのだが、またしてもDAZNクオリティ炸裂! 8日に行われた徳島VS山形を視聴したいのに、なぜか動画の頭に、7日の横浜VS東京戦のプレビューを無理矢理ぶっこんで、それを観ないと先に進めないようになっていた(パソコン視聴なら簡単に飛ばせるが、所長はテレビのアプリで観たいので、それだと飛ばせない)。時間泥棒かよ!? 何の地獄なんだ、これは?

 さて、当方としては徳島さんにも山形さんにも利害関係はないが、周知のとおり、うっかりGMさんが来季の監督候補として徳島のロドリゲス監督の名前を挙げたりしたものだから、どうしてもその目線で観てしまう。「清水が早く交渉できるようになるためには、徳島が早く敗退してくれた方がいいのかな」なんて邪念を抱きながら観戦した。

 徳島のサッカーはポゼションに定評があるが、意外に跳ね返したり大きく蹴ったりということもやる時はやるし、ロングパスなんかも使う。ただ、その中心になっているのはヨルディバイスというDFであり、昨年まで長崎にいた彼が加入したことが、今季の徳島躍進の秘訣だったのではないだろうか。したがって、清水としてはロドリゲス監督を引っ張ってくるだけでは駄目で、ヨルディバイスもあわせて獲得できれば即効性が大きいだろう。そして、ロドリゲス徳島は、決定的なスルーパスの形を持っていて、外から角度をつけて入ってくるプレーヤーにスピードのあるスルーパスを供給することでビッグチャンスを作り出す傾向がある(昨日の決勝点もそう)。徳島の試合を観ていると、選手が楽しそうに自信をもってプレーしているのが印象的であり、今の清水とは真逆のチームカラーと言えそうである。まあ、以上は、あくまでも清水の一ファンが来季の夢を膨らませただけの話であり、実際に清水がロドリゲス氏に白羽の矢を立てて交渉するかは不明であり、来季ロドリゲス監督でJ1を戦う気満々の徳島サポの皆様にはご容赦いただきたい。

 運命を決めるのは、次の湘南VS徳島戦。以前、当S研では、清水がプレーオフに回ったら絶望だけど、湘南さんなら難なく勝てるでしょう、だから湘南さんお願いしますというようなことを述べたが、今でもその思いに変わりはない。湘南は、J1終盤に残留を争ったチームの中では、今一番勢いがあり、J1の中堅くらいの力はありそうだ。最終節に勝利を逃したことで精神的なダメージが残っていなければ、難敵徳島とはいえ、湘南有利は動かないだろう。

 それにしても、各方面で批判を呼んでいるようだが、最終節終了後の大榎GMの発言(昨日、当S研でも取り上げたもの)は、関係者への敬意や配慮を欠いたものだったと言わざるをえない。そもそも、当ブログでも何度も指摘してきたように、篠田監督が就任した時点で、「戦術ドウグラスで、なりふり構わず残留する」というのは、チーム、有識者、サポの間で共有されていたコンセンサスのはずである。それがどうにか成就したその時に、「カウンター重視となった戦術に疑問符」を付けられても困るのである。「そういうアンタは、2勝・2分・7敗の状態でシーズン途中にチームを引き継いで、残留させられるのか?」と、各方面からツッコまれるのも、当然であろう。何だか、ちょっと、嵐の予感がしてしまう。

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