先日、当S研でも話題にしたユースの川本梨誉君の来季トップ昇格が内定したということだ。おめでとう、川本君。
川本君は、公式HPで次のようにコメントしている。
エスパルスではジュニアユースから6年間お世話になってきました。ここまでプロを目指してやってきたので、エスパルスでプロ選手としてスタートできることはとても嬉しいことですし、このクラブに恩返しをしたいので、まずは1年目から試合に出たいと思います。今、トップの練習に参加させてもらっていますが、こらからも謙虚に頑張っていきたいと思います。
若者の言葉尻を捕らえるようなことをするのは、大人げなくて申し訳ないのだが、個人的には、上記のコメントを読んで、ちょっと微妙な気持ちになってしまった。「エスパルスでプロ選手としてスタートできる」という表現は、「清水はあくまでも、これからステップアップしていくための第一歩にすぎない」というニュアンスに聞こえてしまう。
もちろん、今日のサッカー界では、1つのクラブに長く在籍する選手の方が珍しい。川本君にしても、将来的には国内のもっと大きなクラブや、さらには海外への移籍を目指しているのかもしれない。そのことは、本人の当然の権利である。
しかし、清水サポ向けのメッセージならば、将来的にもっと高い場所に羽ばたいていきたいという希望をあえてほのめかす必要はなく、単に「清水に入団できて嬉しい」と言えばいいと思うのである。サッカークラブと、それを応援するサポなんてのは、しょせんは幻想の共同体であろう。しかし、だからこそ、選手の側も気を遣って発言してくれると嬉しいなと思う次第だ。リップサービスでもいいから。
よかったらクリックお願いします
にほんブログ村