もう何年も、清水のフィールドプレーヤーで、1シーズンを通して先発フル出場を続けるような選手は出ていないはずである。たいていは怪我やカード累積で1年に1~2試合くらいは出られない試合が生じてしまうものだ。

 そんな中、左SBの松原后が今季ずっとフル出場を続けているのは、大したものだ。チームとして、ものすごく助かっている。もっとも、現在イエローが3枚でリーチがかかっており、今季34試合のフル出場が可能かどうかは、微妙なところだ。もしも、本人が年間フル出場の達成を過剰に意識して激しく守備に行けないようなことがあったら、逆にまずいだろう。

 それで、必ずメンバーにいてくれることは有難いものの、パフォーマンスはどうだろうか? 人によっては、「松原は成長している。松原だけが光っている」といったことをおっしゃる向きもある。しかし、所長の評価を率直に申し上げれば、百点満点で、守備は70点、攻撃は20点くらいである。本人のポテンシャルやこちらの期待を込めた上での評価なので、厳しくなるが、とにかくそんなところだ。

 これは、もしかしたら別意見の方もおられるかもしれないが、松原の攻撃面での伸び悩みは深刻だと思う。攻撃の時に彼がボールを持つと、消極的なプレーや、あるいは逆に無謀に行ってミスをして、ため息で終わることが、あまりにも多い。視野が狭く、プレーの選択を間違えがちで、状況が不利な時に無理に仕掛けて奪われるなど、売りのはずの攻撃面で貢献できていない。

 まあ、それはチーム全体の問題でもあり、良いタイミングと良いスペースを使って松原を気持ち良く駆け上がらせることができていない。どうしてもチームとして手詰まりになる中で、2人くらいにマークされている松原が無理矢理仕掛けようとして失敗することが多い。

 松原ファンの方は気を悪くしたかもしれないが、所長も期待の大きさゆえの苦言なので、ご容赦を。何しろ、本人が「欧州に渡って5億円稼ぐプレーヤーになる」と言っているわけだから、その基準で評価しなければ失礼だろう。

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