夏の移籍でピンポイント的な補強を済ませたつもりだったが、ここに来て怪我の情報があり、またちょっと手薄な感じになってきた。DFの吉本とFW(MF?)の滝の話である。過密日程でもないのに、どちらも練習試合で怪我をしたようで、何だか釈然としない。

 吉本は、個人の能力云々ということもあるが、周りに声をかけて守備全体を統制する能力を買って獲得したものだった。実際、吉本が加入して横浜、松本と連続完封し、一時ブームになった「1:0の清水」の立役者となった。まあ、その後、大量失点の試合が続き、すっかり「神通力」は剥がれ落ちたが、今の清水にとっては重要な存在であることは間違いない。はっきりしたことはまだ分からないが、長期離脱の可能性があると伝えられる。

 そして、滝は、篠田エスパルスの中ではテセよりも序列が上のFWであり、すなわち、試合終盤に苦しい状況で途中投入するFWとしては一番手の存在だった。テセが離脱したことで、滝の重要性はますます高まっていた。今季リーグ戦で、「滝の得点のお陰で勝った試合」というのはまだないわけだが、いずれにしても、ベンチに置いておく攻撃のカードが、当面一枚欠けるというのは、何とも痛い。

 本来であれば、吉本や滝が1ヵ月程度離脱しても、その程度のことは痛くも痒くもないと言いたいところである。それが、そうとも言えないところが、我が軍の辛いところだ。

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