ホーム松本戦は、1:0で勝利。何かちょっと、思ってたんと違う勝ち方だったけど(笑)、でも、この松本戦に限っては、とにかく勝つことが大事だった。それは単に、今季の残留争いということだけではない。思い起こせば、4年ちょっと前、2015年3月22日の第3節ホーム松本戦。松本はJ1に初昇格した直後で、意気揚々と日本平に乗り込んできた。そして、我が軍は、その松本にJ1初白星を献上してしまうのである。
清水はその年、第2節までは1勝1分と好スタートを切りながら、松本に負けてから、ずるずると連敗を積み重ね、そのまま浮上することなく、初のJ2降格の憂き目にあったわけである。むろんあの年のサッカーで落ちるのは必然だったし、松本戦は化けの皮が剝がれる端緒になったにすぎないが、その後に続いた苦しい年月のことを思うと、松本が躓きの石になったことは間違いなく、その意味で象徴的な相手だった。
その後、J2、J1、ルヴァンでの対戦が続いたが、常に松本戦は鬼門であり続けた。そう考えると、どんな形にせよ、今回ようやく松本を倒せたことは、初対戦以来続いていた清水の苦しい時代に終止符を打つような、そんな意義をもつかもしれないし、いや是非そうしなければならないだろう。4年間の神隠しから生還したと、個人的にはそんな心境なのである。試合内容については、追って論じたい。
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