清水サポには(他のJクラブのサポも同じかもしれないが)、かつて在籍した選手に戻ってきてほしいというメンタリティーが強いと思う。特に、一時期、日本代表の中心的なストライカーにまで登り詰めた岡崎慎司については、そうだろう。

 所長自身は、「戻ってきてほしい」メンタリティーはそれほど強いわけじゃないし、岡崎待望論みたいなものもそんなに持ち合わせてはいない。しかし、現時点に関しては、話は別である。北川の流出が確定的と言われる中で、入れ替わるように岡崎が入ってきたら、戦力ダウンは避けられる。現在求められているトップ下候補として、献身性があり得点も期待できる岡崎は、打って付けだろう。新生スターが去る一方、ベテランスターが戻ってきたら、オレンジのプライドみたいなものも、上手く継承される。この夏の移籍ウインドウでは、清水の新規獲得情報がまったく聞こえてこなかったから、逆に、「水面下で凄いディールをしているのではないか?! ひょっとして、岡崎・・・」などと憶測したくなった。

 しかし、こちらの記事などで伝えられているとおり、岡崎はスペイン2部のマラガ加入が濃厚だという。この夏のウインドウで、清水が手を挙げていたかどうかは知らないが、「清水よりも、スペイン2部かよ」という、やるせない思いを抱いてしまう。

 本人は、3年後のワールドカップ出場への意欲をたぎらせており、そのためにも欧州での挑戦を続けたいという意向のようである。その一方で、リップサービスかもしれないが、「いつかは古巣の清水に戻りたい」というようなことを述べたこともある。

 しかし、3年後のワールドカップに出場して燃え尽きるにせよ、あるいは出場を逃して傷心にせよ、36歳になった岡崎が、その時の清水に貢献できるだろうか。今のテセよりも歳をとった状態である。前線で張って一発で仕留めるようなストライカーならともかく、運動量や献身性が売りの岡崎にとっては、加齢は重要な要因だろう。それでも、3年後に清水が岡崎を必要としたら、清水というクラブの状況として、非常にまずいだろう。今回の夏の獲得がなかったことで、もしかしたら、岡崎復帰の目は永遠に無くなったのかもしれない。

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