北川の欧州移籍が確定的だという。まあ、そのこと自体は既定路線なので、やむをえないだろう。ただし、この夏の移籍ウインドウでは、清水は出ていく情報しかなく、このままでは戦力がマイナスになる。噂すらもまったく出ていないが、水面下で、新戦力獲得に向けた動きが進んでいるのだろうか? それとも、当初、今季は財務健全化の年と位置付けられていたから、このままやり過ごすのか。

 確かに、鹿島などに比べれば、清水は戦力の流出も小幅である。ただし、センターバックのヴァンデルソンは、当初守備の柱と位置付けられていたわけで、そのピースが1つ欠けてしまった状態である。

 フォワードに関しては、北川が抜けると、非常に心許ない顔触れとなる。絶対エースのドウグラスが怪我でもしたら、今季の清水はその時点で終戦であろう。北川がいたとしても補強が必要だと思っていたが、彼が移籍するとなれば、なおさら必須である。

 下位互換でもいいから、ドウグラスに似たタイプのFWがもう一人いるといいと思う。戦術ドウグラスでやっている以上、彼に万が一のことがあったら、その時点でチームが崩壊する。

 本来であれば、テセがその役割を担ってくれれば充分なのだが、最近はまったく試合に絡んでおらず、キムチの話題くらいしか聞こえてこない。篠田監督との信頼関係、本人のモティベーションなど、色々心配である。

 北川の流出が、トップ下の流出と考えるならば、その部分は西澤や河井でも埋まりそうな気がする。ただ、篠田エスパルスの4-2-3-1のトップ下は、セカンドストライカーという意味合いが強く、となるとやはりMFよりはFWタイプを置きたい。今のメンツの中では滝が候補だろうか。

 いずれにしても、センターバックとセンターフォワード、その補強が必要なのではないか。

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