346

 ちなみに、名古屋戦で所長のお気に入りのシーンの一つは、試合開始早々にシャビエルに突破されそうになった時に、二見がファウルで引きずり倒したシーンだった。あれは良いファウルだった(笑)。あそこで先制点を奪われていたら、いきなりゲームプランが崩れていただろう。

 なぜシャビエルに裏を突かれたかというと、ディフェンスラインが揃っていなかったからである。実は同じ問題は前節の横浜戦でも露呈していた。上の写真は、仲川に得点を決められる直前の様子を捉えたものだが、センターバック2人に対して、むしろサイドバック2人が1メートルくらい後ろに下がっていて、そのギャップを突かれたことがお分かりいただけるだろう。普通は4人フラットか、凹凸があるにしてもサイドバックが前目なのが当たり前だが、今の清水はその部分の統率がとれていないのである。名古屋戦のDAZN中継では、口下手の解説者(!)がその点を再三指摘していた。

 しかし、二見がくだんのプレーでイエローを食らったことが良い薬になったのか、名古屋戦では時間が経つに連れ、清水の守備のリズムがはまっていった。名古屋の風間監督は、今日は良い部分がまったく出せなかったとおかんむりだったが、清水が出させなかったという面もあったはずである。

 篠田監督になって、リーグ戦のクリーンシートはまだ一度もない。しかし、攻撃力のある名古屋に対し、90分+αまで持ち堪えたのだから、限りなく完封勝利に近付いていたと言ってもいいのではないか。上述の凸凹の問題のように、まだまだ改善点は数多いが、少しずつでも前進していたら、それでいい。

よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村