当S研では、エスパルスの新スタジアム建設ということを、旗印に掲げている。しかし、困ったことに、こういう問題について、なるべく白けた態度をとった方が、冷静で大人らしい振る舞いだと考えている人もいる。そういう人が言いがちなこととして、「一部のファンが楽しむだけのスタジアムより、病院の建設の方が大事だ」といったセリフがある。

 一見もっともらしい言い分だが、ちょっと一面的すぎると思う。まあ、確かに、市民が病気になった時に、世話になる病院は必要である。しかし、市民がそもそも病気にかかりにくくなるとしたら、もっと素晴らしいことだ。大袈裟なようだが、サッカースタジアムは、健康に効くのである。

 スポーツ観戦は、健康寿命の増進に効く。そうした情報は、ネット検索すれば、山のようにヒットする。考えてみてほしい。スタジアムが山奥にあり、しかもスペックが低く、観戦の快適性が低い。その結果、市民の足がスタジアムから遠のき、その分、市民の活動が低下する。それに対し、アクセスが良好な場所にアメニティの高いスタジアムができれば、隔週ではあっても、定期的にスタジアムに足を運ぶ市民は増えるだろう。そうした習慣が、生活に張りを与えて、様々な波及効果をもたらし、市民の健康と社会の活発性が増進される。その結果、病院にかかる患者が減少する効果だって、間接的にではあれ、期待できるはずだ。

 もちろん、こうした効果を数値化したりするのは困難だ。しかし、いずれにしても、「市民の健康のためには、病院こそが最優先。新スタなどは贅沢」という貧困な発想には陥りたくないものである。

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