2018年にヨンソン体制になってから、敗れた試合、複数失点した試合は当然いくつもあったけれど、「崩壊」した試合というのは、従来はなかったはずである。それが、ホーム・ガンバ戦、アウェー札幌戦と、まさに完全崩壊としか言いようのない惨状。失点が失点を呼ぶような悪循環。リーグ戦はまだ3節を消化しただけとは言え、これは危機以外の何物でもない。

 去年と同じサッカーをやろうとすれば、多少メンバーの変更や大黒柱ドウグラスの不在はあるにせよ、ある程度安定した戦いはできていたはずである。現在直面している危機は、「5位仕様」への転換につまづいたことに起因している。当S研でも何度か指摘してきたように、昨シーズンのヨンソン清水は、それなりに上手く行ったが、あくまでも「運が良ければ中の上くらいは狙える」というクオリティにすぎなかった。チームとしてさらに上を目指すために、「5位仕様」への転換を目指したことは、理解できる。問題は、指揮官とプレーヤーの質が、その目標のレベルを満たしていなかったことなのだろう。

 たとえば、「負けてはいるけれど、内容は良かった。今は産みの苦しみだ」と思えるのなら、「5位仕様」への挑戦を続けるべきかもしれない。しかし、ガンバ戦や札幌戦で見られたのは、ただただ混乱して右往左往するだけのオレンジ戦士たちだった。ここは、現実路線、「弱者の兵法」へと回帰しないと、取り返しのつかないことになるかもしれない。愚かにも「リーグ優勝」などという目標を掲げた当S研の反省も込めて、そのように愚考する。

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