compact

 2018年の清水の振り返りをデータ面などからやっているところだが、こちらのサイトに出ている「コンパクトネス」という指標が興味深い。詳しい説明が書いてないので良く分からないが、要するに、J1各チームの陣形が、縦に何メートル、横に何メートルかというデータなのだろう。

 これによると、2018年のJ1リーグ戦で、清水の数字は、縦29.8メートル、横36.8メートルだった。

 普通、サッカーで「このチームはコンパクトだ」と言ったら、最終ラインと最前線の距離が短いこと、つまり縦の奥行が浅いことが意識されるのではないだろうか。2018年の清水の縦29.8メートルという長さは、リーグで3番目に長く(同率3位が他に2チームあるが)、縦の奥行という観点から言えば、全然コンパクトなチームじゃなかった。

 その反面、2018年の清水の横36.8メートルという幅は、リーグで4番目に狭い幅だった。つまり、2018年のヨンソン清水は、縦長の陣形だったということになる。(むろん厳密に言えば横の方が長いが、あくまでも平均値と比べた特徴の話)

 まあ、確かに言われてみれば、2018年の清水、横幅は狭かったかもしれない。選手が同サイドに集中しており、逆サイドの3分の1くらいのフィールドに誰もいないというような場面が多かった印象がある。その広大なスペースに相手のウィングやサイドバックが待ち構えていて、サイドチェンジでもされた日にゃ、一気に大ピンチになるので、個人的には同サイドに集中しすぎるのはいかがなものかと思って見ていた。しかし、同サイドに人数をかけてボールを奪い切るというのが、良かれ悪しかれ、ヨンソン戦術なのだろう。

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