最近仕事が立て込んでおり、当エス研の更新が思うようにできず、恐縮です。特に、8月から東南アジア方面に何度か出張に出かけたりしたものだから、非常にバタバタしていた。

 以前、Jリーグをスカパー!で放送していた頃には、スカパーオンデマンドで、海外からもJリーグを視聴できた(ただし、国によって制限があったりもしたと思う)。それに対し、所長の理解する限り、海外からDAZNの日本ページにアクセスしてJリーグを観ることは、現状で不可能になっている。所長は以前本件に関しDAZNにクレームを入れたことがあったが、先方からは「ご理解のほどを」といった通り一遍の答えしか返ってこなかった。

 そこで所長はこのほど、海外に居ながらにしてDAZN経由で無理やりJリーグを観る方法を開発したので、親愛なる清水サポの皆さんと情報をシェアする次第である。

 最大のポイントは、ウェブブラウザにGoogle系のChromeを使い、「Chromeリモートデスクトップ」というのを活用することである。当該の設定をすると、たとえば自宅のPCを遠隔から操作でき、なおかつそのデスクトップの模様も遠隔から閲覧できるようになる。したがって、海外に居ながらにして、自宅PCのChromeでDAZNを表示し、それを出先のPCで閲覧すればいいわけである。なお、海外にお出かけの際に、自宅PCをつけっぱしにしておくことを忘れないように(いくらなんでもPCがオフになっていたら遠隔操作もできない)。Chromeリモートデスクトップの設定は無料であり、また自分のPCを遠隔から操作・閲覧しているだけなので、法律的な問題もない。設定方法は、こちらのサイトなどを参照。

 このように、Chromeリモートデスクトップを使って、海外からDAZNを観ること自体は、実にあっけなく可能となる。理論的には、愛する清水の試合を、海外から生視聴できる。しかし、問題は、国際回線をかますと通信が遅くなり、また海外のホテルのWiFiなどはそれほど高速ではないので、自宅PCが再生しているDAZNを観ようとしても、画面がカクカクして、まるで紙芝居を観ているようになってしまい、とても観るに堪えないことである。そこで生視聴は諦め、裏技を2つほど組み合わせ、もっと良い状態で再生を試みることにする。

 まず、以前「DAZNも録画できないことはない」というエントリーでご説明したとおり、動画キャプチャーソフトBandicamを使って、試合を録画する。たとえば、今回の広島戦の場合であれば、日本時間14:03キックオフだったから、その時間に自宅PCにアクセスしてChromeでDAZNの清水:広島戦をライブ表示し、録画ボタンを押す。その時点で、Chromeリモートデスクトップで自宅PCを見るのはやめにして(ネタバレしたら興覚めなので)、試合が終わるのを待つ。

 もう一つのポイントは、クラウドサービスのドロップボックスを使うことである(動画ファイルは非常に重くなるので、メールなどで送るのは非現実的)。ドロップボックスの説明はどこにでもあるので、省かせていただく。そして、動画キャプチャーソフトBandicamでは録画ファイルの保存先を選択できるので、保存先をドロップボックスの適当なフォルダにしておく。また、Bandicamでは一定時間が経つと録画を終了するように設定できるので、それを2時間10分ほどに設定しておく。すると、清水が広島を見事2:0で下し、勝利後のセレモニーがひとしきり終わった丁度良い頃合いに、録画が終了し、自動的にクラウドへのアップロードが始まる。それに要する所要時間がざっと30分ほど(ファイルの重さは録画の画質との兼ね合いになるので、録画時にそこそこの画質を選んでおく)。アップロードが終わると、今度は海外で使っているモバイルPCへのダウンロードが始まり、それがさらに30分ほどで終了。かくして、試合終了から1時間ほど経った頃には、試合の動画ファイルが出先のPCに転送し終わり、そのファイルをウィンドウズメディアプレーヤーなどで心置きなく再生できるようになるわけである。生ではなく、3時間ほどの時差を伴った観戦になってしまうが、生でカクカクした画像を観るよりは、よほど良い。

 所長は、以前は清水の試合がある時を避けて海外出張の時期を選んだりしていたが(笑)、出先でも試合が観れるようになり、自由度が高まった。メデタシメデタシ。

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