当S研では、清水の試合にまつわるジンクス、データ等を時々語らせていただくけど、今季の清水について、第24節まで生きている、絶対的な法則がある。それは、

 前半45分のうちに点をとらないと、勝てない。前半無得点だった試合は、一度も勝てていない。

 という法則である。もっと言えば、引き分けた試合も、基本的には、前半に得点できた試合である。例外は、スコアレスドローが2度あったことだけ。このことが意味するのは、深刻である。なぜなら、

 今季の清水は、前半ゴールが生まれなかったら、ほぼ負け。良くてスコアレスドロー。

 ということになってしまうからである。普通、弱いチームは、「前半はゼロゼロで我慢して、後半少ないチャンスをものにして逃げ切ろう」といったことを考える。しかし、守備力の弱い清水は前半かなりの確率で失点するし、ゼロゼロで後半に突入するようなタイトな試合では相手のゴールをこじ開けるクオリティがないので、「前半は我慢して後半勝負」という選択肢はほぼない、ということになる。

 なお、念のために申し上げておけば、前半に得点さえすれば、試合内容が流動的になって、後半に清水が追加点を挙げたり、追い付かれても勝ち越し点を奪ったりといったことは、可能である。横浜FM戦でも、同点弾が前半のうちに生まれたからこそ、後半に勝ち越し弾が生まれた。そういった意味での後半勝負は当然あるわけだが、前半のうちに1点でもとっておかないと、勝負にすら持ち込めないということである。


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