清水サポなら誰でも、このチームは得点するとバカみたいに大はしゃぎしてその直後に失点すること、また「ベルギー・カウンター」(自分たちのコーナーキックからカウンターを食らうこと)で失点しがちであることを、熟知している。ところが、サポはそのことを痛いほど知っているのに、肝心の選手たち自身は、自分たちがどういうチームなのか、知らないのだろうか?

 一方、浦和に目を転じると、最近の浦和は上向き加減ではあるものの、基本的には裏狙いとセットプレーだけで点をとっており、守る側にとってはまだしも対策は可能である。川崎みたいに、分かってはいるけどどうしてもやられるという相手とは違う。

 そんな、清水のウィークと、浦和のストロングが、完全に現実のものとなった3失点。確かに、セレッソ戦、浦和戦と、パスの巡りは良くなり、攻撃の期待感は高まってきた。それ自体は良いことだけど、勝負を分けるのは、そういうことじゃないんだよね。

 かつて山形戦で、3点差を5分で追いつかれたというのは我々のトラウマとして残っているが、3度リードして3度とも追い付かれたという今回の浦和戦も、新たなトラウマとして残りそうだ。

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