それにしても、開幕から4節くらいまでは、良い夢を見させてもらったものだ。当ブログでも、柄にもなくはしゃいでしまったりして、振り返ってみると恥ずかしい。今となっては、清水を降格候補に挙げた評論家の先生方に、ひれ伏す他はない。

 去年のことを振り返ってみると、一応は一桁順位といった目標もあったものの、誰もが、最低限死守すべきはJ1残留という意識をもっていた。そういう共通意識があったからこそ取れた勝ち点も多かった。それに対し今年の場合は、ヨンソン監督は堅実っぽい指揮官だし、なまじ開幕ダッシュにも成功したので、まだ「我々は降格危機にある」実感が湧かない。チームが「残留モード」になかなか向かいにくい分、今の清水はきわめて危うい状況なのだと思う。

 当S研では以前、こちらのエントリーで、J2降格には大別して、戦力不足型、大崩壊型、モヤモヤ型の3パターンがあるという分析を示した。最近のヨンソン清水の低迷は、典型的なモヤモヤ型だと思う。以前書いたことの繰り返しになるが、モヤモヤ型のJ2降格とは、次のようなパターンである。

 ある程度戦力も整っていて、試合内容もそれほど悪いようには思えないのに、肝心なところで失点したりしてなぜか勝てず、首をかしげているうちに落ちてしまうというパターンである。誰が見ても明らかな「大崩壊」を起こしているわけではないので、建て直しは可能であるように思われ、現状維持を続けているうちに、いつしか取り返しがつかないことになってしまうという怖いケースだ。

 ヨンソン監督は、昨シーズン広島を残留させた実績があるので、もしも清水が他の監督で上手く行っていない時に、シーズン途中でヨンソン監督を招聘するというのは、理に適っている。しかし、シーズンのスタートからヨンソン監督が指揮をとって、それで上手く行かなかった時にどうするかという、青写真が見えてこない。監督退任でヘッドコーチが昇格というというのが常套手段だが、篠田さんがFC東京を躍進させたという印象はないし、残留争い渦中での手腕などはまったく未知数だ。

 いかん、どうもネガティブなことばかり考えてしまう。

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