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 開幕前の「小兵ディスり」から、手のひらを返して、申し訳ない(笑)。いや、当ブログをじっくり読んでいただければお分かりいただけるように、決してディスっていたわけではなく、小柄な選手に偏重しすぎるのは編成上バランスが悪すぎるのではないかと指摘していただけで、個々の小柄な選手についてはあくまでも活躍を心から期待していたわけだが。いずれにしても、今回の神戸戦、決定機を決めたクリスラン、北川の貢献もさることながら、中盤の4枚の活躍ぶりには目をみはらされた。上掲がトラッキングデータだが、4-4-2の真ん中の「4」が全員フル出場し、揃って12km以上の走行距離を記録するなんていうのは、なかなかお目にかかれることではない。

 今季、我が軍についての専門家の評価が芳しくなかったのは、補強が派手さに欠けたからだろう。評論家の先生方というのは、戦力の足し算・引き算しかできない人たちなので。しかし、考えてみれば、既存の戦力がパワーアップしたり、適所に配置されたり、良いコンビネーションを発揮してくれれば、付け焼き刃の補強などよりもはるかに効果がある。神戸戦の中盤4枚は、いずれも我々がずっと期待していた生え抜きであるが、残念ながら、彼らがもう一皮むけなかったことが、近年の我が軍の低迷と無関係ではないだろう。それが、今回の神戸戦での動きはどうだ? 石毛・金子のパフォーマンスなど、我々が思い描いていた本来の姿がそこにあったと言って過言ではないだろう。

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