昨日も書いたとおり、JリーグはDAZNマネーを使って意図的に貧富の格差を作り出し、戦力が一部のビッグクラブに集中することを促そうとしている。まあ、確かに、これまでのJリーグ最大の特徴は、ドングリの背比べリーグという点にあり、優勝経験のあるチームが2部に落ちたり、あるいはJ2から上がってきたチームがいきなりJ1で優勝したりといったことがあった。その結果、Jの中で圧倒的に強いチームがなくなり、ACLに出ていくと苦戦したり、あるいはJリーグが日本代表の強化に繋がらなくなったりという弊害は確かにあった。日本サッカー協会なり、Jリーグの幹部連中にとっては、日本代表の躍進や、ACLでJクラブが勝つことが自分たちの名声および収入の向上に繋がるので、マネーの傾斜配分を急いだのだろう。

 しかし、よく考えてみれば、我々Jクラブのサポにとっては、日常的に繰り広げられる国内のリーグ戦こそが至上の価値であり、国内リーグ戦で圧倒的な戦力格差があったりするのは、興ざめである。また、なるべく同じ選手がずっといてくれた方が愛着をもってチームを応援できるし、その方がチームのサッカーも成熟していくはずである。大多数のJクラブサポにとって、意図的に戦力格差を増幅したり、やたら頻繁に選手が移籍したりすることは、迷惑以外の何物でもない。

 他方、現時点で我が清水はJ1に在籍できているので、まだ恵まれているが、J2、J3といった下のカテゴリーになると、資金はカツカツであり、選手たちの労働条件はブラック企業も真っ青というくらい劣悪なものとなっている。所長が最近、そのことを改めて痛感した情報として、我らが森岡隆三にかかわる以下のような記事があった。

 森岡隆三監督が体感したJ3の実態。限られる予算とバス移動10時間。

 この中で、特に注目されるのが、「(Jリーグは)今シーズンからは放映権契約をDAZNと結び、今までにない高額な放映権料を手にした。とはいえ順位に関わらない分配金は、1クラブにつき、J1が3億5000万円、J2が1億5000万円、J3が3000万円と上に厚く、下には薄い。この現状では、森岡が語るようなJ3クラブの資金難や苦境が抜本的に解決できるわけではない。」

 現在Jリーグが推進しようとしている貧富の格差の拡大路線で喜ぶのは、一握りのビッグクラブと、自らの虚栄心および懐が満たされる協会・J幹部だけ。大多数のクラブ、選手、サポにとっては、迷惑千万な方向性である。全国のJサポが団結して、抗議デモなどしたらどうか?

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