2017シーズン、もしも河井陽介が1年を通してプレーできたら、清水はもっと勝てたか? それは、分からない。もしかしたら、もっと負けたかもしれない。

 しかし、もしも河井陽介が1年を通してプレーできたら、清水のサッカーが全然違ったことは、間違いないだろう。少なくとも、ボール支配率が43.8%でJ1の最低なんてことは、なかったはずだ。「ボールが自分のところに飛んできたら、全部、力いっぱい蹴っ飛ばしてクリア」なんていう、小学生のサッカーみたいなことにも、ならなかっただろう。むろん、ディフェンスラインから河井に繋ごうとしてカットされたり、河井が潰されたりして、失点を招くケースも増えたかもしれない。でも、河井がいてくれれば、ひたすら相手チームに蹂躙されるのを耐え忍ぶだけのサッカーでは、なかったはずである。観ていて少しは楽しい、期待が持てる、プロらしいサッカーにはなったはずである。

 だからこそ悔やまれる、あの開幕戦の怪我。接触プレーでもなんでもなく、ただ単に、少しずれたパスを収めようとして、無理な体勢になっただけだったんだけど。その1プレーで、1シーズンの清水のサッカーが左右されてしまったわけだから、まったく恐ろしいものだ。

 新監督の下で、どう使われるか分からないけど、まずは怪我なく1年元気で過ごしてほしい。ていうか、花の1989年生まれ組も、だいぶ少なくなっちゃいましたな。

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