昨日までご披露していた評論家リーグのオマケの話をしたい。あるチームについて20人の評論家が獲得したポイントを集計すると、そのプラスの数字が大きいチームほど事前の予想どおりの順当な順位だったということになろう。逆に、大きなマイナスの値になるようなチームは、良い意味か悪い意味かは別として、予想を裏切ったチームということになる。なお、以下で述べるのは表データだけの数字である。

 まず、明らかに良い意味で予想を裏切ったのは川崎であり、20人の評論家の同チームについての獲得ポイントを合計するとマイナス56となっている。それだけ大方の予想から良い意味で乖離していたわけである。ただし、S研方式では1位のチームに大きなポイント配分をしていることを差し引く必要があるだろう。それ以外で良い裏切りは3位のセレッソで、マイナス53を記録した。この他、札幌のマイナス36、横浜のマイナス34、磐田のマイナス31あたりが、良い裏切りということになるだろう。

 同じマイナスでも、悪い裏切りの最たるものは、やはり広島であり、実にマイナス105を記録している。2017年の評論家リーグが大荒れとなり、先生方の赤点が相次いだのは、広島の責任が大きい。また、FC東京のマイナス82、大宮のマイナス71というのも背信としか言いようがなく、評論家泣かせだった。ガンバのマイナス27、浦和のマイナス20も、やはり悪い裏切りである。

 一方、プラスの値が大きかったのは、2位の鹿島であり、堂々のプラス65を記録している。鹿島については、20人の評論家全員が1~3位に予想しており、実際にも2位になったので、全員が鹿島のお陰で勝ち点4または3を獲得しているという、まさにテッパンとしか言いようのない存在である(1~3位は裏ポイントの対象にもなるので、それを含めれば、評論家たちが鹿島で稼いだ勝ち点はもっと多い)。逆に、悪いテッパンになってしまったのが、甲府と新潟だった。大変気の毒なことに、16位の甲府はプラス56、17位の新潟はプラス54であり、大多数の評論家がこの2チームで勝ち点2~4をとっている(16~18位は裏ポイントの対象にもなるので、それを含めれば、評論家たちがこの2チームで稼いだ勝ち点はもっと多い)。

 14位の清水は、プラス50なので、残念ながら評論家の下位予想を覆せずに終わったという結論になる。評論家の予想は12位から18位の間だったので、清水のせいでマイナスをかぶった有識者は1人もいなかった。あと1つでも順位を上げて、最下位予想した福西氏、金田氏にマイナスポイントをお見舞いしたかった。

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