日本のサッカー界には、「サッカーで2点差という点差は、一番危ない」という都市伝説がある。その言説があまりに一般化しすぎて、2点差がつくと、バカなアナウンサーが、「この点差はどうでしょう?」なんて解説者にミエミエの振りをして、これまたバカな解説者が、「いえ、サッカーで2点差は一番危ない点差です」などと返すやり取りが、パターン化している。

 ご存知の方はご存知と思うが、この「2点差は危ない」という話は大ウソであり、1点差よりも2点差の方がはるかに安全なことは、統計的に実証されている。確か、『エスパルス・ニュース』で、ヒラちゃんがそのことをちゃんと指摘していた。要は、言説が一人歩きしているだけなのである。野球でよく、「(守備が)代わったところに打球が飛ぶ」などと言われることがあるが(笑)、それと同じ類の迷信にすぎない。所長は、時々、英語の実況でサッカーを観ることがあるが、「Two goals difference, it's dangerous!」などというナンセンスなコメントは一度も聞いたことがない。なぜなら、調べてみればすぐ分かるとおり、そんな事実は存在しないからである。

 ただし、「清水のような守備がザルのチームにとっては、2点リードしていても、まったく安心できない」と言い換えれば、それはそのとおりである。また、「清水のようなメンタルが豆腐のチームにとっては、たとえ2点リードしても、1点返されただけでパニックになり、同点・逆転まで持って行かれがち」であることは、近年の歴史が、そして直近の新潟戦が証明している。調べたわけではないが、今季2点差を2度ひっくり返されたのは、たぶんJ1で清水が唯一なのではないか。

 問題は「2点差」という点差なのではない。守備がザルで、メンタルが豆腐で、試合運びがクソなことだ。

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