東京駅を振り出しに、東海道線に沿って一路西を目指す、2017年エスパルス走行距離選手権の、第28節大宮戦終了時点の状況が、下図のとおりとなる。「噂の男」、松原が、予想通り愛知県に一番乗りし、豊橋駅の手前まで迫っている。

 このように、松原は快走を続けているのだが、実は大宮戦における松原の9.3kmという走行距離は、今季出場した試合の中では最短である。また、鎌田も同じく9.3kmと、フル出場した場合の彼としては短めの距離だった。これは、それだけ両SBが攻め上がりを自重したということだろう。特に、松原の場合は、放っておけばガンガン上がっていくタイプだから、事前に監督あたりが口を酸っぱくして「無理に上がるな」と釘を刺していたのではないか。両SBの走行距離からも、あの試合の清水の考え方が、改めて読み取れる。

 ともあれ、走行距離選手権をリードしているのが松原であることに変わりはなく、六平の離脱がまだしばらく続けば2番手には鎌田が上がってくることになりそうだ。今季の清水は、「フィールドプレーヤーで固定できたのはSBだけ」という奇妙なことになっており、走行距離選手権にそれが如実に表れている。

run
よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村