kuri

 いつも使わせてもらっているこちらのサイトを眺めていて、「1試合平均のクリア数」というデータが気になった。クリア数は、相手に押し込まれて、苦し紛れに跳ね返している回数なので、一般論として言えば、少ないほどいいだろう。その指標で、清水は1試合当たり27.2回のクリアを余儀なくされており、リーグワースト2位という成績となっている。一方、「1試合平均のインターセプト数」という指標もあり、これは相手に攻められても、上手くハメたりパスコースを読んだりしてして奪った回数ということだから、狙いどおりの積極的な守備ができていることを意味するので、回数が多い方が優秀ということになるだろう。全体的に、クリア回数が少ないチームの方が、インターセプト回数が多いという傾向がある。残念ながら、清水は1試合当たり2.0回のインターセプトに留まり、この指標で最下位に沈んでいる。

 まあ、スタイルの違いと言ってしまえば、それまでである。今季終焉を遂げたミシャ・サッカーの浦和、広島が上位に来ていることから、クリアが少なくインターセプトが多ければ、必ず勝てるというわけでもないだろう。ただ、こうやって全体像を見てみると、自分たちで主導権を握ろうとする志の高いサッカーをしているクラブは、苦し紛れのクリアは少ないということが確認できる。

 ただ、鳥栖のデータが清水と近いのは、意外だった。あそこも、相手の攻撃をひたすら耐え忍んで、前線のクオリティで勝負という点では、清水と同じなのだろうか(そして、現状では清水より結果を出している)。

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