正直言うと、今回の栃木戦、チームおよびサポ層と自分との間で、温度差を感じた。所長も2016年の昇格決定の時には徳島の地まで駆け付けたが(というか、その感動で弊ブログを始めた)、今回はとにかく前節ホーム山形戦の失望が大きく、また都合も悪かったので、現地参戦は回避し、自宅でDAZN観戦しかできなかった。本音を言えば、自分のアイスタ参戦が確定している次節・いわき戦で決めてくれた方が個人的に嬉しいのだが…といった感情も多少あった。
他方、個人的には長崎との勝ち点差が大きく開いた時点で、昇格は時間の問題と思っていた。なので、焦点は、J2優勝を達成できるか、そして来季J1に上がっても戦えるような基盤が作れるかだと考えていた。J2優勝するためには、当然この栃木戦は必勝である。そんなこんなで、だいぶ屈折した思いを抱えながら、この栃木戦を自宅観戦したわけである。
それにしても、秋葉清水のサッカーの中身は、シーズン終盤にかけて、ヤバい下降線をたどっている。今回の栃木戦では、練習中のアクシデント等あり主力を何人か欠いていたが、それは栃木も同じだし、そもそもチームとしての戦い方が確立されているのなら、多少メンバーが変わっても質は落ちないはずである。確かに、降格危機の栃木は必死だったが、失礼ながら、今の栃木さん相手にろくにチャンスクリエイトもできないのは、相当深刻である。なので、セットプレーでかろうじて1点を奪うだけの勝利は、相当お寒いなというのが観ていての感想で、個人的には高揚感ほぼゼロであった。
なので、試合終了のホイッスルが鳴り、選手、チーム、そしてサポさんたちがあんなに喜ぶとは、思わなかった。北川の、ありえない愚行すらも、「美談」のようにされ、皆が喜びと安堵に浸っている。
それで、試合終了後に、FC横浜VS岡山の試合をダイジェストで観て、ちょっと心境が変わった。はっきり言って、今J2で一番強く、また競争が激しいのは、プレーオフ進出に向けしのぎを削っている千葉、岡山、仙台、山形だろう。サッカーというのは、状況次第で波がある。あのフリエですら、死に物狂いの岡山には、4失点することもあるのだ。だとすれば、シーズントータルで結果を出したチームこそ勝者であり、曲りなりにも清水が再び順位表のトップに立ったのだから、今日のところは喜んでいいのではないか。シーズン終盤は、とにかく「結果」であり、近年成し遂げられなかったその「結果」を、今こうして達成したのだ。今はファミリーとともに、この結果を喜ぼう。そんな心境に変わった。
まあ、ひとしきり喜んだら、またJ2優勝と来季以降を見据えて、グチっぽい内容が増えると思うが(笑)。チームも、すぐに切り替えるものと信じる。
よかったらクリックお願いします
にほんブログ村